経歴
1931年8月13日、旧満州撫順市に生まれ。結婚後、日本女子大学児童学科の通信教育部に入学。與田準一氏の紹介で「びわの実学校」を知り、作品を発表する。1968年、同誌に掲載した短篇をまとめた『車のいろは空のいろ』を刊行、日本児童文学者協会新人賞を受ける。「びわの実学校」同人となる。『こがねの舟』で旺文社児童文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』で野間児童文芸賞、『だあれもいない』でひろすけ童話賞、『ちいちゃんのかげおくり』で小学館文学賞を受賞。
研究論文
大澤千恵子(2021)あまんきみこ作品における物語の「真実」 : 「白いぼうし」にみるファンタジーとリアリティの均衡点
宮川健郎他(2019)あまんきみこ研究の現状と課題
三好修一郎(2016)あまんきみこ「ちいちゃんのかげおくり」の読みを紡ぐ
高橋亮(2015)童話作家・あまんきみこにおける、宮沢賢治の影響について
木村功(2009)あまんきみこの戦争児童文学-戦争体験の表象とその問題
著作
・きつねのおきゃくさま
・おにたのぼうし
・ちびっこちびおに
・車のいろは空のいろ
・おかあさんの目
・ねこルパンさんとしろいふね
・続 車のいろは空のいろ
・おててぱちぱち
・山ねこおことわり
・あかりちゃん
・なまえをみてちょうだい
・すずおばあさんのハーモニカ
・ぎんいろのねこ
・ぽんぽん山の月
・みどりのふえ
・おっこちゃんとタンタンうさぎ
・みちくさ一年生
・くもうまさん
・あしたも あそぼうね
・ふしぎなオルゴール
・おまけのじかん
・けんかのなかよしさん
・ちいさなこだまぼっこ
・えっちゃんとふうせんばたけ (1982年)
・あかいくつ (1980年)
・ひつじぐものむこうに (1978年)
・こがねの舟 (1980年)
・たろうのかみひこうき
・るすばん一年生
・銀の砂時計
・だあれもいない?
・まよいご一年生
・海からきたむすめ
・びりっこ一年生
・かまくらかまくらゆきのいえ
・サンタさんといっしょに―クリスマスのおはなし
・ままごとのすきな女の子
・あかいぼうし
・あそびたいものよっといで
・バクのなみだ
・よもぎのはらのたんじょうかい
・のはらのうた
・かえりみち
・エリちゃんでておいで
・クレヨンぞうさん
・新版 きつねみちは天のみち
・そらいろのハンカチ
・よもぎのはらのおともだち
・ひみつのひきだしあけた?
・きつねバスついたかな
・ミュウの いえ
・スキップ スキップ
・ストーブのまえで
・はるのよるの おきゃくさん
・シャムねこせんせいおげんき?
・よもぎのはらのおともだち
・ともちゃんとこぐまくんの うんどうかい
・ぽんぽん山の月
・きんのはくちょう
・あのねかずくん はいしゃさんはこわくない
・七つのぽけっと
・つきよはうれしい
・青葉の笛
・ふうたのはなまつり
・きつねのおきゃくさま
・いないよいないよ
・おふろでとっぷーん
・じょうずにはけたよ
・おやすみなさい
・あそびましょう
・小さなお客さん
・あっぷっぷう
・ないたこだあれ
・はなとしゅうでんしゃ
・はるのおきゃくさん
・ぴんぽんだあれ
・えっちゃんの森 (1977年)
・北風をみた子 (1978年)
・おとといのおじさん (1981年)
・はなおばあさんのおきゃくさま (1978年)
・ちいさなこだまぼっこ (1981年)
・みんなおいでよ (1978年)
・車のいろは空のいろ〈続〉 (1982年)
・ちいちゃんのかげおくり (1982年)
・えっちゃんのあきまつり (1981年)
・かみなりさんのおとしもの (1979年)
・ぼくのでんしゃ (1979年)
・おててぱちぱち (1983年)
・いっぱいたべよう (1984年)
・あかいはながさいたよ
・すずかけ写真館
・こぶたのぶうぶは こぶたのぶうぶ
・ふうたの雪まつり (1985年)
・なみだおに
・すてきなおきゃくさん
・きんのことり
・白いぼうし 天の町やなぎ通りほか
・こんにちはのこちゃん
・もうひとつの空 (1983年)
・とうさんのお話トランク
・えっちゃんの森
・しろいライオン
・はんぶんはんぶん (1982年)
・たんじょうびにはコスモスを
【その他】
・えんぴつで書いて読む日本の童話―新美南吉/神沢利子/あまんきみこ/森山京
・あまんきみこ・安房直子・末吉暁子 現代児童文学作家対談 (9)