経歴
1964年生まれ。父は江國滋。児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。翌年に「草之丞の話」ではないちもんめ小さな童話賞大賞。1989年には初の短編小説集『つめたいよるに』を刊行。現在は主に大人向けの小説やエッセイを手がけ、瑞々しい文体で若い女性から多くの支持を集めている。
産経児童出版文化賞(1991年)、坪田譲治文学賞(1991年)、紫式部文学賞(1992年)
路傍の石文学賞(1999年)、山本周五郎賞(2002年)、直木三十五賞(2004年)
島清恋愛文学賞(2007年)、中央公論文芸賞(2010年)、川端康成文学賞(2012年)
谷崎潤一郎賞(2015年)
研究論文
石元みさと(2020)子どもと認知症の老人との出会いと別れ─ 内海隆一郎「小さな手袋」、江國香織「鬼ばばあ」の比較を通して ─
荒木奈美(2018)「身体知」を育む文学教育の可能性 試論 : 身体感覚を通して読む 江國香織「デューク」教材解釈の試み
著作
・きらきらひかる
・こうばしい日々
・つめたいよるに
・冷静と情熱のあいだ―Rosso
・いくつもの週末
・落下する夕方
・神様のボート
・すいかの匂い
・ウエハースの椅子
・恋するために生まれた
・エドワード・ゴーリーの世界
・江國 香織
・モンテロッソのピンクの壁
・With you
・デューク
・薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木
・ぼくの小鳥ちゃん
・ホリー・ガーデン
・なつのひかり
・冷静と情熱のあいだ
・東京タワー
・いじめの時間
・絵本を抱えて部屋のすみへ
・泣かない子供
・温かなお皿
・日のあたる白い壁
・十五歳の残像
・ナナイロノコイ―恋愛小説
・すみれの花の砂糖づけ
・恋の魔法をかけられたら―恋愛対談
・流しのしたの骨
・活発な暗闇
・とるにたらないものもの
・あかるい箱
・スイートリトルライズ
・桃子
・綿菓子
・ホテルカクタス
・夕闇の川のざくろ
・都の子
・泣く大人
・落下する夕方
・草之丞の話
・LOVERS
・いつか記憶からこぼれおちるとしても
・神様のボート
・おさんぽ
・LOVE SONGS
・僕はジャングルに住みたい
・泳ぐのに、安全でも適切でもありません
・江國香織童話コレクション
・こうばしい日々
・あかるい箱
・泣かない子供