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33 答え探しではなく、みんなで意見を出し合える場を作る
自己表出の際の意識の形成
話し合いの場を授業の中に持ち込もうとすると、まずは日々の授業の中で子どもたちが自分の意見を出しあって、考えあう場面を作りたい。その際に、発言しても誰も聞いていない状況では、話し合いや考え合いは成立しない。
授業を拝見していると、こうしたクラスは先生の指示がまずいことが多い。
先生の指示や発問は毎日何回も繰り返されるものだから、学習者の意識付けには調度良い。ゴールはみんなで分かること、とすれば意見を出しあって考えあうために、自分の意見をわかりやすくまとめたり、それを伝わりやすいように説明したりすることを求められるのは当然のことである。しかし、これは最初から学習者がわかっていることではなく、教師によって導かれていくことである。子供の発言をみんなに開いていくのは教師の関わりである。
同時に話し手を育てる。「話をしても良いですか」「聞いてください」などの話型を話し手に使わせることも大事である。
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