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2 学習課題を選択式にする効果
根拠に焦点化した話し合いを行うには、選択式の学習課題が適切。
話し合いや発表など表現系の言語活動を組織する場合、「自分の考え持たせる」ことも重要であるが、「聞き合い」易い場を作り出すことも大切である。
課題を選択式にすることで、話し合いに参加した際に、自他共に立場が明確になることで聞き易さがぐっと向上する。立場が異なる相手の話を聞く場合には「なぜ違う選択をしたのだろうか」という意識で聞くことができる。また、同じ立場の相手の話を聞く場合には、「立場は同じだけど理由はどうだろうか」と根拠に意識を向けて聞くことができる。
国語科における話し合いは、課題解決型の話し合いとは異なっており答えを導き出すのではなく、根拠のやり取りを行うことで読みや理解が深まることを狙いとしているので、聞き合う意識が根拠に自然に向くことによってより深まりのある話し合いを進めうる。
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