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1 全ての子どもに自分の意見を持たせる
予習課題によって授業の準備をさせることに取り組んでみると時間不足が解消されます。
授業の中に話し合いを取り入れると時間が足りなくなることが多い。上の図に示しているように「課題を投げ、個人で書かせる」→「班やペアで意見を交流する」→「班の意見を全体の場に提示させる」という展開が一般的だが、これでは、学習として一番重要な「出しあった考えをみんなで吟味しあう」学習に至るまでに授業が終わってしまう。
本当に学習として深まりのある場面を授業の時間内にじっくりと行おうとするならば、学習者に自分の考えを準備させ、それを報告するところから始めると良い。復習型のサイクルを脱して予習型のサイクルにすることで、学習者個々人の能力差にあったサポートも可能となる。
できれば、より多くの学習者が自分の考えを持てるように「選択式の課題」にして入り口を作り、理由まで考えられる子は理由まで書いてくるようにするなどの工夫も欲しい。
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